初めての社団戦に参戦
急遽、パパ将仲間のわわわさんの代役で社団戦に参戦してきました。前日に決まったくらいの突発的な参加なので、特に準備はしておりませんでしたが、結果として、めちゃくちゃ楽しい1日になりました。チーム名を出す許可を頂いておりませんので伏せますが、段位者も居る中で2級参戦の僕を快く迎え入れてくださり、とても素敵な空気感のチームでした。ありがとうございました。
前回の級位者大会のレポートに引き続き、今回もそんなわけで、せっかくなので参戦レポートをまとめていきたいと思います。
↓↓ ちなみに、前回のレポート ↓↓

大会概要
普段は6ヶ月くらいかけるリーグ戦らしいですが、今年はコロナの影響で3ヶ月間の交流戦という形式らしいです。その第1回に参戦してきました。
・5人1組チームの団体戦
・平手
・先後は大将の振り駒(以下、入れ違いになるよう先後を決定)
・持ち時間 20分30秒
・チーム内交代ありの4戦
段位者も混ざるため歯が立たないかもしれないかと思っていましたが、今回は交流戦でオーダーをひねったりしないであろうという読み通りであれば、大将以下上位から強い順になることが多いそうなので、一番下の枠で参戦すれば良い勝負が出来るのではとのことでした。しっかりとチームに勝利をもたらせるよう頑張ろうと気合を入れました!
対局レポート
今回は、全部でこのような手合となりました。
2局目:vs△ノーマル四間飛車
3局目:vs▲角換わり早繰り銀
4局目:vs▲横歩取り
それでは、1局目からいってみよー!
1局目:vs△手得角換わりの65桂ポン
お相手はチームの集合時間に遅刻してきた人なので、モチベーションは高くないのではないかと勝手に舐めてかかりました! やー、段位者が来るかもってビビるより、勘違いしている方が強気な将棋を指せるかなと思いまして(笑) 当然、こちらは相手に舐められないように、駒の移動は落とすかもしれないから持ち上げずに滑らすスタイルで、時計を押す時も余裕を持ってカチリ押す。さらに、目視確認をする余裕を見せる。Abemaトーナメントのチームわっしょい小林先生の風格を意識しました。対局開始前に、▲先手良し!(笑)
▲一手損角換わり vs △手得角換わり&65桂ポン
事前情報で社団戦は振り飛車が多いよと伺っていたのですが、こちらの▲76歩に△24歩で居飛車宣言。これはこれはとじっくり時間を使い、矢倉や横歩取りも見えましたが一手損角換わりに。そこでじっくりと駒組みをしていたら、駒組みが完了する前にお相手の△65桂がポンポーン。残念ながら、ポンポン桂はショーダン先生の動画で予習済みで、奇襲大好きよる。さんに鍛えられているので、じっくりと桂得から王手飛車をからめつつ、お相手の角ただやんから受け潰す形でお相手投了まで。
初戦勝利!!
「桂ポンよくやられるんですか?」と聞くと、「最近読んで勉強したからやってみようと思いまして」とのこと。遊びココロ大事ですよねー!(笑) 初戦勝利を飾り、最低限チームの皆さんに迷惑をかけずにすむかなとほっと一息。このまま調子に乗っていこう!
2局目:vs△ノーマル四間飛車
次は、将棋教室チーム。子どもが多い中、対局相手は郷田先生に似た引率の先生でした。こちらが玉で並べていたのに、突然勝手に王をこちらに交換して、「私、弱いですから」という盤外戦術。これが老獪なじじぃかと!!?? 対局開始前に、△後手良し(笑)
▲ミレニアム vs △四間飛車
振り飛車来たねと思いながら船囲いまで進め、金無双急戦とミレニアムで迷いましたが、お相手が急戦でなさそうなのでミレニアムに。と思ったら、こちらのミレニアムを見ていきなり角道あけて銀もズイズイ。将棋教室の先生が弱いっていうのは、ガキんちょが強すぎるだけでしょーー!!と序盤の作戦負けを実感。しかし、簡単に負けるわけにいかないと徐々に盛り返し、飛車の突破を許すも角を手持ちにして中盤戦はこちらペースに引っ張る。さらにしかし、詰めろの一歩手前で尽く受けられ、詰めろがかかりそうでかからないことの連続で全ての駒を使って受け止められ、お相手の攻防の角が突然キラリと光り、こちらの息切れの瞬間にカウンター一閃で一気に詰まされました。
2戦目敗北。
横攻めの時の龍のポジションですごく迷った局面があり、その時に一路隣なら攻防の角が決まらなかったから苦しかったですとのこと。本当にそこ迷ったんです。大駒は近づいて受けろの格言から考えると遠いほうが良いかと思ったのが浅慮でした。攻防の角を打つ隙が無いかしっかり見るよう強く心に刻みました。
3局目:vs▲角換わり早繰り銀
3局目は恒例の少年。しかも、対局前に段位を知ってしまう。
「三段」
ここまで来るとこちらは諦めの境地なのでメンタルに影響は無いが、こちらが2級であることも伝えちゃっているので、少年のメンタルは余裕しゃくしゃく。対局前から、▲先手優勢(笑)
▲角換わり早繰り銀 vs △角換わり腰掛け銀
今日は4局しかないのに2回目の角換わりにしてしまった、ああ、やっぱり1局目は矢倉に誘導すれば良かったと後悔するスタート(笑) とはいえ、お互いに手損なしの角換わり戦で駒組みを進めるが、ここで少年の研究手が炸裂。
「▲56角打」
3戦目敗北
受け方が良くなく、対局中はドラマも何もなく一気に2筋から突破されました。5分程度で終わったため、こうなったら少年の研究を盗んでやると思い、じっくりと聞き出しました。今度、腰掛け銀が見えたら絶対使ってやるぞ、56角打! 覚悟しろ!
4局目:vs▲横歩取り
代役のため、わわわさんが復帰した4戦目は無いと思っていたら、リーダーが「1勝2敗の負け越しと2勝2敗の指し分けは大きく違うから」とチャンスをくださりました。ありがてぇありがてぇ。こうなったら、リーダーの期待に応えつつ、気持ちよく勝って帰ろうと意気込んでトイレに行きました(笑)心身ともに万全の体制で、対局前から△後手良し!
▲横歩取り vs △33角型空中戦法
またも、角換わりとか色々含みがある相居飛車のはじまり、こちらが△後手なので誘導できるなと思い横歩取りに持ち込みました。将棋ウォーズでは45角戦法ばかりやられて面白くないので△33角型空中戦法で対抗!脳内再生もバッチリ!(キラッ) お相手はおじいちゃんで「おおお?」と言うてたので、もしかしたら世代的に仲間とやってると33角型空中戦法は出てこないかな? そのためか、いきなり角交換から飛車成強襲の筋が炸裂、一気にお相手が「ぼやきモード」にクラスチェンジし、勝利を確信。「うーん、困った困った」と言いながら、受け続ける相手に果敢に攻め込み続けるも、次第にヌルヌルと逃げ出され、こちらの居玉の目の前に馬が出現する展開に。「ああ、前のめりすぎた」と気がついた時には手遅れ、その後は一気に相手ペースで受けさせられ、さらなる攻防の入れ替えが訪れないまま潰されてしまいました。
4局目敗退。
あんなに苦悶な表情やったおじいちゃんは、最後は満面の笑顔で「ま、そういうこともあるわな」って感じで帰っていきました。悔しいーーーー!! チームにも申し訳ないが、不甲斐ない自分に相当凹みました。無念・・・・。
まとめ
結果は、1勝3敗でした。
チームは見事に全勝であったが貢献できていないことが申し訳なく、将棋熱がめちゃくちゃ燃え上がりました。
正直、2局目と4局目に関しては、絶対勝てました。両方ともあそこまで囲んだのに渋滞して逃げられるとか、相手も上手ではあったが、下手な寄せ方であったことの方が原因の90%以上を占めています。今回は寄せの1歩手前が渋滞したりと良くなかったと思うので、寄せの手筋も必要ですが、改めて「羽生の法則」をもう一度1周するのと、棋譜並べとか必要かなぁと思い始めました。
それに、10分切れ負けでは無い秒読みがある対局であり、無理に攻めなくても受け続けてもチャンスが訪れることもあるためか、将棋ウォーズと比べて「受けの技術」が非常に高かった印象があります。それ以上の力で攻め潰さないといけないのかと思うと、やはり手筋と仕掛けの充実が急務に感じます。持ち時間が長い将棋って楽しいですね。
長くなりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また、大会に参加することがありましたら、レポートとしてまとめたいと思います。
本日の大会の運営および参加された皆様、こちらのブログを読んでくださった全ての皆様に感謝申し上げて締めくくりたいと思います。
ありがとうございました!!
じゃあね~。